インライン測色: 「インライン」で色を測定するとは?

Posted December 02, 2019 by X-Rite Color

紙、テキスタイル、プラスチック、コイルコーティング、ガラス業界など、インライン測色の意味を解説

エックスライトのインライン測色ソリューションを使用すると、さまざまな業界のメーカーは、生産全体を通じ、色の正確性と一貫性を評価でき、ISOのコンプライアンスを追跡できるようになります。インラインシステムは、製品の製造中にリアルタイムで色を監視し、製品が仕様外に逸脱し始めた場合に、オペレータに警告を出し、製品が無駄になる前に修正を行うことができます。

ERX145

トラバースビームに取り付けられた非接触式インライン分光測色計ERX145はシートの左側、中央、右側を自動的に測定します。

エックスライトのインライン測色ソリューションは非接触分光測色計とESWinソフトウェアを使用しています。多くの装置は、スタンドアロンのラボユニットとしても機能しますが、システムには分光測色計をラインに設置するための移動フレームとロボットアームが含まれることがあります。用途やニーズに応じて、エックスライトのインライン測色ソリューションはプロセスコントロールシステムと連携し、リアルタイムのクローズドループの色補正を実現するため、色測定データや染料ポンプの制御を提供します。 システムは、リール・シート変更、機械の停止、メーターのカウントなど、イベントに関する信号を受信できます。さらに、ネットワーク化されたデータにより、メーカーはシステム間や異なる場所でもカラー標準や測定値を共有することができます。

Enable fast  production

本記事では、製紙業、テキスタイル、プラスチック、ガラス、自動車の業界などでは、どのようにエックスライトのインライン測色ソリューションを活用できるか、紹介します。

製紙業界

エックスライトのインライン紙色測色ソリューションは、生産工程の全体で色と白色度を一定に保ち、ラボでの測定から、パルプ、ウェットシート、巻き取りの前にわたり、プロセス工程の全体に対応します。 非接触式インライン分光測色計ColorXRA 45(紙測定用)または ColorXRA 45 Pulp (パルプ測定用)は、インラインで測色するためにステンレススチールのボックスに取り付けられています。ESWinクローズドループカラーコントロールソフトウェアは、生産工程の品質を記録し、色ずれが発生すれば、すぐオペレーターに警告します。

ラミネート紙の場合、特に紙を木材にラミネートする場合、湿った紙は最終製品と良い相関関係があるため、乾燥する前の湿った紙の測定値が使用されます。

製紙における最も一般的な測定ポイントは、巻き取りの直前で、完成品を測定し、ラボの結果と比較します。標準から色ずれがある場合、自動クローズドループカラーコントロールによって色が一定に保たれ、さらに起動時間と転送時間が約 50% 短縮されます。

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このシステムでは、白紙または色紙上の色、不透明度、および蛍光増白剤の含有量を測定するために、巻き取る直前にインライン測定をします。

インラインシステムは、無限の層の色、不透明度、白色度/明るさを含む、すべての紙と板紙のタイプを制御し、どの機械にも設置できます。さらにDCSシステムに簡単に接続できます。完全な設置は通常2-3日かかりますが、機械の停止時間はわずか2時間だけです。

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コイル塗装

Ensure Real Time Color Quality for Coil Coating

コイル塗装された製品の色と光沢は、各コイルの長さと幅全体にわたり均一でなければならず、正確な基準に合致している必要があります。この完璧さを実現するには、ラボ内と生産中の両方で正確な測定が必要です。特に、さまざまな色調整が含まれる異なるバッチでは、これが課題となります。 エックスライトのコイル塗装測色システムでは、非接触式インライン分光測色計ERX145非接触分光測色計がトラバースビームに取り付けられ、左側、中央、右側を自動的に測定します。30mmのアパーチャー、330nmから730nmの波長間隔、1 nmの光学分解能を持ち、装置間の一致性に優れ、温度をモニターしてサーモクロマティシティーを識別します。 光沢を測定するには、非接触インライン光沢計GlossFlash 6060を併設することができます。

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プラスチック業界

反射率測定システム

プラスチック業界においても、色はますます重要になっており、自動車産業と家具産業の両方も許容範囲はますます厳しくなっています。インラインシステムは、色を目標通りに保ち、移行時間を短縮し、オペレーターが色の変化に迅速に対応できるようになります。 エックスライトの測色システムでは、非接触式インライン分光測色計ColorXRA 45または ERX130を、カスタマイズした測定フレームに10mmまたは300mmの距離で、抄紙機の上に取り付けます。ESWinソフトウェアは装置をコントロールし、測定値をトレンドダイアグラムとして表示するので、オペレーターはこれをモニターすることができます。

インラインプラスチックペレット測色システム

合成ペレットは、厳格な許容範囲に適合し、生産全体で一貫性を保つ必要があります。ペレットの色ズレを成形された製品で確認するかわりに、エックスライトのソリューションは、各生産工程における問題を早期に発見し、無駄なバッチを削減するため、直接ペレットを測定する方法を提供します。非接触式インライン分光測色計 ERX130システムは通常、造粒機の後ろにある分離ふるいの上に設置されます。このシステムは連続的に色を測定するため、オペレーターが問題を迅速に修正できるように報告します。

クローズドループカラーコントロールにより、メーカーがリサイクル材料をより多く使用することも可能にします。ドイツの重機械メーカーであるクラウスマッファイ社は、非接触式インライン分光測色計ERX130を使用し、生産工程の色ズレを補正するため、色の変化を監視し、正確な色設定値を直接調整します。これにより、分光スペクトルの異なる入力材料を処理する場合でも、コンパウンド加工機では、高い再現性を得ることができます。さらに、このシステムは停止や色変更の後に、コンパウンドプロセスを再開するのに、正確な色を迅速に得られ、立ち上げ時間のスクラップ量と不良品を削減し、より持続可能なワークフローを実現します。

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インライン透明フィルム測色システム

Monitor and Control the Color of Plastic Film and Sheets Throughout Production | X-Rite Application Brief

透明フィルムにとって、色、可視光透過率、ヘイズは非常に重要であり、生産工程全体を通じて監視する必要があります。エックスライトのインライン透過測定システムでは、オペレーターが継続的に監視でき、わずかな変化も即座に修正できます。非接触式インライン透過分光測色計ERX55 は、生産機械のリニアトラック上のCフレームに取り付けられます。ESWin ソフトウェアが装置、測定、線形トラックの移動をコントロールします。色の値、関連ヘイズと分光透過率は、トレンドダイアグラムとして画面に表示され、オペレーターに最新の情報を届けます。

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ガラス業界

インラインガラス測色システム

Verify Consistent Color of Coated Glass Panes | Using X-Rite Solutions

ガラスに施された複数の銀層は建築物の前面に機能性を与え、建築デザインの最先端となります。Low-Eガラスや遮光ガラスは、家の暖房や冷房のコストを節約するために世界中で使用しています。しかし、ガラスは非散乱性の製品のため、測定が難しいと言われています。 エックスライトのインラインガラス測色システムは、非接触分光測色計を使用し、非散乱サンプル(ガラス板など)の生産ラインに直接測定を行います。非接触式インライン分光測色計ColorXRA G3は、特定の角度でガラス板に光を照明し、反射光を鏡面光沢の向こう側で測定することで、Low-Eガラスや遮光ガラスなどの機能層まで測定でき、定量化することができます。測定・表示されるスペクトル曲線は、330 nmから1000 nmまでの範囲で分光反射率の詳細な情報を提供します。透過率も測定可能です。

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テキスタイル業界

インラインカーペット測色システム

Measure Carpet Color Across the Roll, Throughout Production | Using X-Rite Solutions

カーペットの色にばらつきがあると、施工後に非常に目立ちます。エックスライトのインラインカーペット測色ソリューションは、生産現場やラボでの測定により、継続的な色測定と品質レポートを提供します。インラインシステムは、スタンドアロンのユニットとして、またはトラバースビームと組み合わせで左右のモニタリングに使用されます。 製品の品質を証明するため、機械方向とクロス方向で検出・視覚化されます。出荷時に均一な外観を確保するため、製品は適格に選別されます。

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インライン・デニム糸の測色システム

Measure the Color of Wet and Dry Denim Yarn After Dyeing | Using X-Rite Solutions

調和のとれた仕上がりの衣料を確保するため、デニム糸は適切な色でなければなりません。インライン測色ソリューションは、染色後の湿った糸と乾燥糸を測色し、色ズレを特定します。これにより、糸は色合いによって、仕分けられ、出荷できるようになります。エックスライトのソリューションは、安定した測色値を取得し、品質管理ソフトウェアを通じて色データを報告します。これにより、オペレーターが対策を行い、バス染色、ロープ染色、最終の品質管理のISOコンプライアンスを追跡することができます。

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ラボ用 EN471 高視認性安全服測色システム

Measure Color and Ensure Compliance for Safety Apparel | Using X-Rite Solutions

高視認性安全服の色は、生産時だけでなく洗濯後も色の管理を行う必要があります。着用者の視認性を確保するためには、DIN EN471規格の許容範囲内の色でなければなりません。蛍光色のため、物理的な照明光は可視領域だけでなく、400nm以下の紫外領域でもCIE D65に調整しないといけません。非接触式インライン分光測色計ColorXRA 45 Labの内蔵キセノンフラッシュランプは、紫外線を含む/含まないを測定することで、CIE D65規格に調整されます。

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