減法混色とは?

Posted September 28, 2020 by X-Rite Color

減法混色は、加法混色と同様、光を混ぜ合わせ、私たちが色として認識するものを作りだします。しかし、減法混色は、光を加えるのではなく、顔料やインクを使って、光を減算します。

2つの純粋な加法原色を組み合わせると、減法原色になります。シアン、マゼンタ、イエローの減法原色は、赤、緑、青それぞれの反対色です。

  • シアンは赤の反対色
  • マゼンタは緑の反対色
  • イエローは青の反対色

2つの減法原色を重ねると、加法原色を生じます。3つの減法原色が等量に重なると、すべての光が差し引かれます。この場合、人間は黒、つまり光のない状態を知覚します。

印刷業界での減法混色とは?

紙に色を表現するために、プリンターは反射光と減法カラーインクを使用します。シアン、マゼンタ、イエローの顔料を白色の反射基材上に置くことにより、それぞれが白色光から反対色の顔料を吸収(減色)します。

  • イエローは青を吸収し、赤と緑を残し、それを合わせてイエローになります。
  • シアンが赤を吸収し、緑と青を残し、シアンになります。
  • マゼンタが緑を吸収し、赤と黄を残し、マゼンタになります。

染料や着色剤を含まない白紙は、すべての光の波長が反射しているため、白く見えます。シアン、マゼンタ、イエローのインクを加えることで、これらの波長を吸収し、さまざまな色を作り出せます。

  • シアン+マゼンタを印刷すると、青色になります。
  • シアン+イエローを印刷すると、緑になります。
  • イエロー+マゼンタを印刷すると、赤になります。
  • シアン+マゼンタ+イエローを同量印刷すると、すべての色が遮断されブラックになります。
  • インクを増やすと色が濃くなります。

この図は、減法混色がどのように加法原色を光から除去して色の外観を作り出すかを示しています。

減法混色プロセスで黒(ブラック)を作る方法

減法混色印刷では、4色目の黒(ブラック、[K]の略)を加えて、4色印刷(CMYK)となります。シアン、マゼンタ、イエローだけで黒を作るとなると、これらのインク色に含まれる不純物の影響により、茶色がかった色になってしまいます。黒インクは、画像やグラフィックを中和し、影に濃度を加え、インクを節約するのに役立ちます。

減法混色について、もっと知りたい方へ

本記事は、減法混色の基本的な紹介にすぎません。もっと詳しく学びたい方は、FOCAオンライントレーニングコースの受講をご検討ください。

なお、印刷業者がCMYKでの印刷の不完全さをどのように克服するか、興味がある方は、CMYKだけでは実現が難しい色を印刷する方法について、拡張色域印刷のブログもお読みください。

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