測色は、色の重要な作業において、色の品質を指定・定量化・伝達・定形化・検証するために必要です。色の感じ方は人それぞれ異なるため、測色は目視評価より正確な結果を得られます。  色波長の測定方法 色を測定するには、分光測色計と呼ばれる測色装置でサンプルに光を当て、人間の目に見える波長範囲である380nmから780nmの範囲で透過または反射した光の量をとらえます。分光測色計は波長範囲にわたるスペクトル波長測定に基づき、計算を行い、スペクトルデータを定量化します。  測色計とは? 測色計には、色彩計と分光測色計の2種類あります。 色彩計は人間の目と同じように色を認識し、赤・緑・青を感じる3つの異なるタイプの受光部を使い色を認識します。色彩計は赤・緑・青の人の目の感度に合った三刺激値を数値化することによって、色空間における色の位置を判断します。   分光測色計は、可視スペクトル全体での色を認識し、受光した光を狭い色域にフィルター処理することで分光反射率を求め、より正確な測色を提供します。 これらの測色範囲は、測色計の光学系を通って受光部に到達し、そこで分析され...

Posted August 24, 2021 by X-Rite Color