機器のレポート－アミ点

500 シリーズ機器は、[パッチ認識機能]（測定するパッチがベタ、アミ点、または用紙か自動的に認識する機器の機能）がモードの設定メニューで OFF に設定されている場合（通常推奨される設定）、アミ点またはアミ点50%の測定に対し、負の測定値が表示されるケースがあります。 これにはいくつかの理由があります。

• [アミ点] または [ドットゲイン] モードで、ベタパッチとして測定された元のパッチは一番暗いパッチではありません。 パッチ認識機能が OFF に設定されていると、エラーチェックが実行されないため、どんな測定値でもベタパッチとして許容されます。
• [アミ点] または [ドットゲイン] モードで、基材とベタパッチの色相は異なります。 従って色調スケールを測定する際、1つのフィルタから別のフィルタに切り替わり、予想外の数値が発生します。 この場合、[濃度] 下の [オール] または [オート] モードでベタパッチを測定して主要フィルタを決定し、また [アミ点] または [ドットゲイン] モードで単色モードに切り替えてクロスオーバーを防ぐと同時に色調を測定します。
• [ドットゲイン] モードのみにおいて、内蔵基準値の基準点の近くであれば、負の測定値が出力されるケースがあります。 例えば、保存されている基準値が 25%、50%、75% であれば、実際の値が 72% のアミ点を測定することになり、機器にはこれが基準値 50% から 22% ゲイン、または 75% から -3% ロスと表示されます。