色順応方式:内容および機能

「色順応方式」は、人間の視覚が物体を異なる照明下において観察する際に白色点を補正するダイナミックな仕組みとして最も知られています。白い物体を異なる照明下(例:「青い」昼光および白熱光)で観察する場合、観察者が照明に順応する限り、物体は白い外観を維持します。

色順応変換(CAT)は、異なる照明間において画像を表現するイメージングシステムに使用されることにご注意ください。i1Profilerでは、次の一般的なCATを選択することが可能です。「Bradford (BFD CAT)」、「Sharp CAT」、「CMCCAT2000」、「CIECAT02」

ICC(国際照明委員会)の仕様は、測色および印刷サンプルを判断する照明に対しD50(または5000K)照明となっています。接続色空間(PCS)に対するICC仕様はD50です。全てのプロファイルはPCSに接続するため、非D50プロファイルは選択されたCATを使用し、D50に変換します。CATは数学的モデルを使用し、非D50データをD50のICC仕様に変換します。

選択された色順応変換は、非D50設定が使用されている時のみに使用されます。(例:D50以外のディスプレイ白色点) それぞれのCATは、わずかに異なる方式を使用します。i1Profilerの既定は、一般的に最もよく使用される「Bradford」です。Adobeアプリケーションでは「Bradford」CATが使用されています。その他のCATは、一部的にBradford CATに基づいています。

その他のCAT関連情報: