UVフィルタは必要ですか?
多くの基材は蛍光増白剤(OBAとも呼ばれる)を含んでいます。これらの増白剤はUV光を吸収し、目に見える青色光を反射させます。そのため、人間の目には物体に反射する実際の光よりも多く見えます。分光測色計もこの影響を検出しますが、人間の脳が結果を解釈しない限り、基材の白をわずかに、より青と測定します。ICCプロファイルの計算はこの情報に基づき青を「修正」するため、黄色の色かぶりが発生する場合があります。
使用する用紙にUV増白剤が含まれているかどうか分からない場合は、ブラックライトで確認するのが最良の方法です。これは楽しい作業です。
OBAがワークフローを取り入れた後、最良の結果を取得するにはどんな作業を行えば良いでしょうか?
それはハードウェアとソフトウェアの組み合わせによります。エックスライト製品のレビューをご参考ください。
- ColorMunki - UVは常に除去されています。
- i1Pro - UVフィルタ付き・無しで購入可能。ソフトウェアメーカーから推奨されるフィルタオプションをご確認ください。
- i1iSis - UV除去、UV込み、デュアル測定。ソフトウェアメーカーから推奨されるフィルタオプションをご確認ください。
- OBC (i1iSisに使用可能) - UV込みおよびUV除去の測定値を比較した後、視覚評価テストチャートが生成されます。ソフトウェアはビジュアル評価に基づき、基材の蛍光増白剤量に対し適切な測定値でICCプロファイルを作成します。
- i1Match - 用紙の白色測定値にUV増白剤が検出された場合、蛍光増白剤補正が常に適用されます。最良の結果には、知覚的レンダリングで印刷してください。
- MonacoProfiler - UVフィルタ装置が推奨されています。
- ProfileMaker - 用紙の白色測定値にUV増白剤が検出された場合は、蛍光増白剤補正が使用可能です。補正機能をON・OFFにしてプロファイルを作成し、基材に適した設定を決めてください。最良の結果には、知覚的レンダリングで印刷してください。